弾丸バードウォッチングで芦ノ湖周辺に行ってきました。ネットでの新しい情報は少なくしかも近年野鳥が薄いというのも目にしていたので、のんびり回れれば御の字くらいの気持ちでした。回った所は湖尻にあるビジターセンター周辺の野鳥の森と箱根恩賜公園です。最後に九頭竜神社付近も見たかったのでプリンスホテルのある箱根園に車を止めて歩こうと思ったのですが、その周辺がものすごい人で(たぶん、九頭竜神社まで行けば人は減ると思う)コロナも怖いのでそのまま引き返し帰路につきました。結果として、行きも帰りも渋滞に巻き込まれず正解でした。
↑ビジターセンターはとてもきれいな施設で人も少なく景色も良いのでオススメです。
鳥が濃かったのは湖尻の水門のあたりから森に入って野鳥の森まででした。特に野鳥の森は板塀から見ても野鳥は見えないのですが、反対側の遊歩道付近にはたくさんの鳥が見られました。ちなみに、バーダーとはひとりも出会わず、観光客とほんの少しすれ違う程度でした。
さて、雰囲気が伝わったところで、実際に出会った野鳥を。
水門から入ってすぐ出会ったのはソウシチョウでした(写真は後程)。ソウシチョウとガビチョウがやっぱり増えているようです。私は初めてソウシチョウのさえずりを聞いたので、かなり惑わされました(笑)。森の奥で聞いたことのない鳴き声があっても出てこないことが何度かありました。
早い段階でオオルリが出てくれました。でも、さえずりが聞こえたのは1か所だけで、多分その1羽だけだったかもしれません。
さえずりながら森の中の一定の範囲をくるくる回っているようでした。
光の当たっているところで出たのもあったけど、露出オーバーでひどい写真になってしまったり。なかなか難しかったです。でも、さえずりながら動いているオスの後に、メスがついて回っていました。
一瞬だったので枝被りです。先日見たときもオスのそばでメスが見つかりました。うーん、もうちょっとしっかり撮りたかった。都内で見るよりは、鳥たちがリラックスしているような気がしました。
遊歩道を歩いていると、「オーアーオーー」っていう感じのへんな声が聞こえていて、子供がそういうおもちゃで遊んでいるのかなと思っていたら、突然、頭上に2羽飛んできて大き目な鳥が止まり慌ててシャッターを切りました。
なんだこれーと思いながらシャッターを切り続けます。ノートリミング。
アオバトでした!うれしい!!森の中で出会ったのは初めてです。去年、埼玉で渡りの途中の群れを見た以来です。しばらくして飛び立ち、少し先に止まったと思ったら…
お尻を上げています。見にくいですが。この時にあの「オーアーーオーー」をやったのです。
オスでした。アオバトは変わったさえずりをするんですね。6月くらいに繁殖、そして夏には大磯に行って海水を飲むという面白い鳥だそうです。ちなみに芦ノ湖から大磯はとても近いです(大磯から埼玉の渡りに比べて)。ダーウィンが来たでオオタカがアオバトを捕まえるという回があって、その時には以前ブログに書いた記事のアクセス数が急上昇しました(笑)。
キビタキは最初見つけにくかったのですが、後半はヤマガラよりもたくさん見つけることができました。
大きな声でさえずる時と、小さな声でルルルルルルルと言っているときがありました。キビタキのメスが見つけられなかったのは残念です。上の写真は、ルルルルルと聞こえて何の鳥か確かめようと思ったらピョンと出てきました。カワイイ。
前半はひとまず終了。コサメビタキなどが見られた後半に続きます。